バルドスカイを終えた後、巨乳ファンタジープリマ☆ステラを、そして先ほどCrescendoをコンプリートしました。

誤訳を恐れずバルドスカイDive2最後の英字を訳していたら胃が痙攣した。



バルドスカイ※ネタバレ注意



この話は強制された2人の恋の話。技術の発達が思わぬ弊害を生み出し、人の心にも直接作用するようになった。
自分の感情が自然と生み出されたものなのか分からない。しかし、今確かに感じているその気持ち。
恋をするのに理由なんていらない。
多くの作品でそうした言葉を見かけますが理由が明白であり、且つ押し付けられたものだったらどうなのでしょう。
Dive2冒頭より、高と空の結びつきに小さなしこりが残っていたことが判明します。
このしこりが物語の最終局面においても2人をかき乱す最大の要因となってきます。
しかし、2人はその壁を乗り越えます。-言葉よりも 記憶よりも この手が覚えてる-
とある事実に後押しされ、今生み出されている感情を2人の納得した形にすることで。



構造的に万人が納得するエンドを用意するのは困難なのでしょう。
分岐する世界においてどれだけ可能性があっても、根幹世界においては甲は死亡し空はノインツェーンに囚われていた。
群体から分離した甲も記憶はオリジナルと同一のものであってもシミュラクラ。
空は性格が一変し、お互いを認め合ってもDive1のような関係を取り戻す時間はなかった。
他ルートで多少あったいちゃつきも、空ルートでは皆無でエティのみ。
Dive1での絡み方を望んでいたプレイヤーにとっては腑に落ちないのかもしれません。


それでも空trueエンドにおける2人の姿は眩しい。
記憶としては取り戻せても、すでに取り戻せない過去の時間は大切なものでしょう。
しかし、2人には空がある。何度でも蘇る夢を描くことのできる空が。


Beyond the dimentional wall (次元の壁を越えて)
He find a fragment of the memory and, (彼は記憶のかけらを見つけ出します そして、)
he and she came across miraculous love... (彼と彼女は奇跡的な愛に出会いました)
The "truth" is in gap of our memories. (「真実」が私たちの思い出の狭間にあります) 





偶然でも押し付けでもない、「奇跡的な愛」と感じられる2人を思い浮かべながらバルドスカイ終了。